はじめに
妊活を始めると、一度は耳にする「精液検査」。
しかし男性側にとっては、
- 病院でどうやって採取するの?
- 恥ずかしくないの?
- 他の人にバレない?
- 検査って痛いの?
など、不安や抵抗を感じる方も少なくありません。
実際、私の夫も精液検査を受ける前はかなり抵抗がありました。
この記事では、実際に男性不妊外来で精液検査を受けた夫の体験をもとに、
- 精液検査を受けることになったきっかけ
- 男性が感じるリアルな不安
- 病院での流れ
- 採精室の雰囲気
- 検査後の感想
について詳しくお話しします。
これから検査を受ける方や、パートナーに受けてもらいたいと考えている方の参考になれば幸いです。
精液検査を受けることになったきっかけ
私たちが精液検査を受けることになったのは、ブライダルチェックがきっかけでした。
私は結婚前から細菌性膣炎を繰り返していたため、一度しっかり検査を受けようと思い婦人科を受診しました。
その流れで、
「妊娠を希望しているなら、ご主人も検査を受けてみてもいいかもしれませんね」
と提案されたのです。
当時はまだ妊活を始めたばかり。
不妊を疑っていたわけではなく、
「何もなければ安心できる」
という軽い気持ちでした。
しかし、この検査が後に私たち夫婦の大きな転機になります。
精液検査は恥ずかしいし嫌?夫の正直な本音
夫にとって精液検査は決して前向きに受けたい検査ではありませんでした。
最初に話をした時の反応は、
「病院でそういう検査するのは正直ちょっと嫌やな」
でした。
理由を聞くと、
- 恥ずかしい
- 何をするのか分からない
- 変な空気になりそう
- 人に知られたくない
- 結果を見るのが怖い
そんな気持ちがあったそうです。
特に男性は、精液検査について詳しく知る機会がほとんどありません。
そのため、
「どんな検査か分からない」
という不安が大きかったようです。
精液検査のやり方と病院での流れ
病院によって多少違いはありますが、夫が受けた男性不妊外来では次のような流れでした。
①受付・問診票の記入
まずは受付後、問診票を記入します。
記入内容は、
- 年齢
- 既往歴
- 喫煙歴
- 飲酒習慣
- 禁欲期間
など。
精液検査では通常2〜7日程度の禁欲期間が推奨されることが多いです。
②医師や看護師から説明
その後、検査方法や注意事項について説明があります。
夫が一番恥ずかしかったと言っていたのが、この説明の時間でした。
内容は医療的な説明なのですが、
「今から採精してください」
と案内されるため、少し気まずく感じたそうです。
③採精室で採取
説明後は採精室へ移動します。
採精室は完全個室でした。
夫が話していた特徴は、
- 鍵付き個室
- 外から見られない
- ティッシュや採取カップが準備されている
- モニターやDVDが置いてある
というもの。
病院によって設備は異なります。
所要時間は20〜30分ほどでした。
④提出して終了
採取後は受付または指定場所へ提出します。
これで検査自体は終了です。
採血や内視鏡検査のような痛みはありません。
採精室の雰囲気はどんな感じ?
夫の感想を一言で表すと、
「思ったより普通だった」
でした。
テレビドラマなどの影響で特殊な場所を想像していたようですが、実際は小さな個室という印象だったそうです。
また、
「スタッフさんは慣れてるから全然気にしてない感じやった」
とも話していました。
男性側は緊張していても、医療スタッフにとっては日常業務の一つ。
その温度差のおかげで逆に気持ちが楽になったようです。
精液検査で一番大きかった不安
検査前の夫にとって、一番大きかったのは恥ずかしさではありませんでした。
それは、
「結果が悪かったらどうしよう」
という不安です。
実際、精液検査を受けるまでは、
「自分は大丈夫だろう」
と思っていたそうです。
しかし検査を受けるとなると、
- 数値が悪かったら?
- 自然妊娠できないと言われたら?
- 妻に申し訳ない
という気持ちもあったようでした。
今振り返ると、検査そのものより結果への不安の方が大きかったのかもしれません。
検査後に聞いたリアルな感想
帰宅後、私が
「どうだった?」
と聞くと、
最初に返ってきた言葉は、
「ビデオがちょっと古かった(笑)」
でした。
緊張していたはずなのに、最初は冗談交じり。
その後、
「スマホ見ようと思ったけどイヤホンなくてやめた」
とも話していました。
ただ、本音を聞くと、
- やっぱり恥ずかしかった
- 緊張した
- 看護師さんの説明が気まずかった
- できれば受けたくなかった
という気持ちはあったそうです。
それでも、
「思ってたほど特別な検査ではなかった」
とも話していました。
妻として感じていたこと
私は検査そのものについては、
「原因を知るために必要な検査」
という認識でした。
ただ、夫にとっては精神的なハードルが高いことも分かっていました。
だからこそ、
- 急かさない
- 責めない
- 結果を決めつけない
ことを意識していました。
妊活では女性側の検査ばかり注目されがちですが、男性側にも大きなプレッシャーがあります。
そのことを今回改めて感じました。
精液検査は「分からない」が一番怖い
今回の経験を通して感じたのは、
精液検査で一番不安なのは、検査そのものではなく「分からないこと」
だということです。
- 病院の雰囲気
- 採精室の様子
- 検査の流れ
- 結果の見方
これらが分からない状態だと、必要以上に緊張してしまいます。
私たち夫婦もそうでした。
だからこそ、これから受ける方には
「思っているより普通の検査だった」
ということを伝えたいです。
まとめ
精液検査は、多くの男性にとって抵抗感のある検査です。
実際に夫も、
- 恥ずかしい
- 気まずい
- できれば避けたい
という気持ちを持っていました。
しかし実際に受けてみると、
- プライバシーはしっかり守られている
- スタッフは慣れている
- 検査自体は淡々と進む
という印象だったそうです。
そして何より、精液検査は妊活のスタートラインに立つための大切な検査でもあります。
もし受けるか迷っている方がいたら、まずは「思っているより特別なことではない」ということを知ってもらえたらと思います。

