※この記事は、私たち夫婦の体験談です。
妊活の進め方や治療方針には個人差があります。
医療的な判断が必要な場合は、専門の医療機関へ相談してください。
夫の精索静脈瘤の手術が終わって、
3週間ほど経った頃。
私の中には、
妊活のことでもやもやした気持ちが残っていました。
夫は手術を受けてくれました。
それは本当に感謝していました。
でも、
これからどうやって妊活を進めていくのか。
どれくらいの頻度でタイミングを取るのか。
排卵日をどう考えるのか。
自然妊娠を目指すのか。
不妊治療も考えていくのか。
具体的な話になると、
まだ曖昧なままでした。
このまま「妊活しよう」と言いながら、
何も決まらないまま進んでいくのが怖かったんです。
これは、
妊活の頻度をきっかけに、
初めて夫の本音を聞いた日の話です。
妊活の話で、また少し喧嘩になった
その日、
私たちは家で妊活の話をしていました。
最初から落ち着いて話せていたわけではありません。
私の中には、
ずっと不安がありました。
夫の男性不妊。
精索静脈瘤の手術。
私自身のブライダルチェック。
ネックレスサインを指摘されたこと。
いろいろなことが重なって、
私は前よりも排卵日のことを気にするようになっていました。
でも夫は、
私と同じように考えているのか分からない。
妊活したいとは言っているけれど、
具体的にどう進めたいのかが見えない。
その曖昧さが、
私は苦しかったです。
「どれくらいの頻度ならできそう?」
私は夫に聞きました。
「どれくらいの頻度ならできそう?」
責めたいわけではありませんでした。
夫に無理をさせたいわけでもありませんでした。
ただ、
妊活として現実的にどう進めていくのか、
ちゃんと話したかったんです。
でも夫は、
軽い感じでこう言いました。
「1週間に1回くらい」
その言葉を聞いた瞬間、
私は怒ってしまいました。
なんでそんなに軽く言えるの、と思った
1週間に1回。
その答えが悪いとか、
絶対に間違っているとか、
そういうことを言いたかったわけではありません。
でも私はその時、
すごくショックでした。
妊活のことを少しでも調べていたら、
そんなに軽くは言えないんじゃないか。
そう思ってしまいました。
排卵日。
妊娠しやすい時期。
精子や卵子の寿命。
タイミングの取り方。
私は毎日のように調べていました。
検索して、
不安になって、
また調べて。
それなのに夫は、
妊活しようと言いながら、
具体的なことをあまり知らないように見えました。
そのことが、
すごく悲しかったです。
怒って説明してしまった
私は、
夫に怒りながら説明しました。
妊娠しやすい時期が限られていること。
排卵日前後のタイミングが大事だと言われること。
1か月の中で、
いつでも同じように妊娠の可能性があるわけではないこと。
本当は、
落ち着いて伝えたかったです。
でもその時の私は、
怒りと不安が混ざっていました。
なんで知らないの。
なんで調べてくれないの。
なんで私ばっかり考えているの。
そんな気持ちが、
言葉に出てしまっていたと思います。
夫は知らなかっただけだったのかもしれない
今振り返ると、
夫は妊活を軽く見ていたというより、
そもそも知らなかった部分が大きかったのかもしれません。
妊娠しやすい時期が限られていること。
排卵日前後にタイミングを取ることが大事だとされること。
私が当たり前のように気にしていたことを、
夫は同じようには知らなかった。
でも当時の私は、
そこまで冷静に考えられませんでした。
私は知っている。
だから夫も知っているはず。
どこかで、
そう思っていたのかもしれません。
でも、同じ妊活をしていても、
同じ知識を持っているとは限らない。
この時はまだ、
そのことに気づけていませんでした。
「本音で教えてほしい」と伝えた
私は夫に言いました。
今のまま、
妊活しようと言いながら、
具体的な方向性も知識もなく進めるのは嫌だ。
曖昧な返事じゃなくて、
あなたがこれからどうしていきたいのか、
どう思っているのか、
本音で教えてほしい。
そんなふうに伝えました。
私は同じ熱量になってほしかったわけではありません。
でも、
何を考えているのか分からないまま進むのが怖かったんです。
妊活をするのか。
どれくらい頑張るのか。
何を大事にしたいのか。
夫の本音が知りたかった。
夫は「あなたと楽しく生きたい」と言った
その時、
夫は本音を話してくれました。
夫は、
「あなたと楽しく生きたい」
というようなことを言いました。
子どもがいることで、
ふたりの人生がもっと楽しくなるなら、
いた方がいい。
でも、
妊活のことでギクシャクしたり、
夫婦の関係が苦しくなったりするのはつらい。
そんな気持ちだったのだと思います。
その言葉を聞いた時、
私は少し複雑でした。
嬉しい気持ちもありました。
でも同時に、
私は子どもがほしい気持ちに強く引っ張られていて、
夫のその感覚をすぐには受け止めきれませんでした。
私は「子どもがほしい」に必死だった
夫は、
夫婦で楽しく生きることを大切にしていました。
私は、
子どもがほしい気持ちが強くなっていました。
もちろん私も、
夫婦で楽しく生きたいと思っています。
でも当時の私は、
妊娠できるかもしれない時期を逃したくない。
できることはちゃんとやりたい。
後悔したくない。
その気持ちでいっぱいでした。
夫が見ていたものと、
私が見ていたものは、
少し違っていたのだと思います。
夫は、今のふたりの関係を大切にしたかった。
私は、未来の後悔が怖かった。
同じ妊活の話をしているのに、
見ている場所が違っていたのかもしれません。
喧嘩のあと、夫は調べてくれた
その話し合いのあと、
夫は妊活について調べてくれました。
妊娠しやすい時期。
排卵日のこと。
タイミングの取り方。
私が怒ってしまったあとだったけれど、
夫なりに向き合おうとしてくれたのだと思います。
それを見て、
少しだけ気持ちが落ち着きました。
夫は何も考えていなかったわけではない。
ただ、知らないことが多かった。
そして私は、
それを「分かってくれていない」と感じて、
怒ってしまっていた。
知識がないまま話すと、
お互いにすれ違ってしまう。
でも、
同じ前提を少しでも共有できると、
話し合いは少し変わる。
そう感じました。
この日は、まだ答えは出なかった
ただ、この時点で、
妊活の頻度がきれいに決まったわけではありません。
どれくらいの頻度でタイミングを取るのか。
排卵日をどう伝えるのか。
どこまで頑張るのか。
具体的な形が決まるのは、
もう少し後のことでした。
この日は、
答えを出した日というより、
夫婦の前提がずれていたことに気づいた日でした。
私が当たり前だと思っていたことを、
夫は知らなかった。
夫が大切にしていたことを、
私はちゃんと聞けていなかった。
妊活の頻度の話をしていたはずなのに、
本当は、
ふたりの向き合い方の話だったのだと思います。
今振り返って思うこと
あの時の私は、
夫の「1週間に1回」という言葉に傷つきました。
妊活を軽く考えているように感じて、
怒ってしまいました。
でも今振り返ると、
夫は夫なりに不安やプレッシャーを感じていました。
そして、
妊活について知らないことも多かったのだと思います。
私は、
自分が調べていることを、
夫も同じように知っているはずだと思っていました。
でも、
同じ妊活をしていても、
同じ知識を持っているとは限らない。
同じ熱量で考えているとも限らない。
だからこそ、
怒る前に、
一緒に知ること。
責める前に、
本音を聞くこと。
それが必要だったのだと思います。
同じように悩んでいる人へ
妊活の頻度の話は、
とても難しいです。
排卵日を逃したくない気持ち。
でも、
相手に義務感を与えたくない気持ち。
妊娠したい気持ち。
でも、
夫婦の関係を壊したくない気持ち。
その間で苦しくなることがあると思います。
私もそうでした。
でも、頻度の話は、
回数だけの話ではなかったのかもしれません。
お互いが何を知っているのか。
何に不安を感じているのか。
何を大切にしたいのか。
そこを話し合うことが、
私たちには必要でした。
完璧な妊活じゃなくてもいい。
ふたりで続けられる形を探すことも、
大切な一歩なのかもしれません。
次のお話
女性ブライダルチェックで、
ネックレスサインを指摘されました。
その後、
ホルモン検査などの結果を聞きに行く日が来ました。
まだ疑いだと思っていたものが、
少しずつ現実になっていきます。
次のお話では、
PCOSと確定した日のことを書いています。
妊活ストーリーを最初から読む
私たちの妊活ストーリーは、
こちらに時系列でまとめています。


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