第7話 再受診で言われた「手術した方がいいかもしれません」

話し合いをしたあと、
彼は再度病院を受診してくれました。

正直、
私はそれだけでも少し安心していました。

ちゃんと向き合おうとしてくれてる。

そう感じられたからです。

再受診では、
もう一度精液検査を行い、
前回の結果についても詳しく説明があったそうです。

結果は、
やはり良くありませんでした。

精子の数や運動率など、
全体的に基準を下回っていたそうです。

そして、
精索静脈瘤については、

「手術を勧めます」

と言われたそうでした。

帰宅した彼は、
前回よりもどこか落ち着いていました。

でも、
色んなことを考えて帰ってきたんだろうな、
という空気を感じました。

彼は帰ってくるなり、

「俺、手術受けるから」

そう言いました。

そして、
病院でもらってきた手術の説明書を見せてくれました。

正直、
不安がなかったわけではありません。

手術ってどんなことをするんだろう。

痛いのかな。

術後は大丈夫なのかな。

色んなことが頭をよぎりました。

でもそれ以上に、
私は感謝の気持ちでいっぱいでした。

彼は、
もともと痛いことが本当に苦手な人です。

採血ですら嫌がるくらいなのに、
そんな彼が、
ちゃんと向き合って、
「手術を受ける」
って決断してくれたことが、
すごく嬉しかったんです。

それまでは、
私ばかりが焦っているような感覚がどこかにありました。

でもこの時、
やっと夫婦で同じ方向を向けた気がして、
少しだけ心が軽くなりました。

あの時、
病院の話をすると少し空気が重くなっていた私たちが、
少しずつ前を向けるようになってきた気がしました。

ただ、
この時はまだ、
もう一つ別の問題が見つかるなんて思ってもいませんでした。

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