精索静脈瘤の手術を決めるまで|診断後に夫婦で話し合ったこと

※この記事は、私たち夫婦の体験談です。
精索静脈瘤の治療方針や手術の必要性は、症状や検査結果によって異なります。
不安なことがある場合は、自己判断せず、必ず医療機関へ相談してください。

夫が精索静脈瘤と診断されたあと、
すぐに手術を決められたわけではありませんでした。

手術した方がいいのか。
このまま様子を見てもいいのか。
本当に妊活のためになるのか。
夫に無理をさせてしまうんじゃないか。

検査結果を見て不安になった一方で、
「手術」という言葉の重さに、
私たち夫婦はかなり迷いました。

この記事では、
夫が精索静脈瘤と診断されてから、
実際に手術を決めるまでの流れと気持ちをまとめます。

同じように、
精索静脈瘤の診断後に迷っている方や、
夫婦でどう話し合えばいいか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

先に結論|私たちは「改善の可能性があるなら」と手術を選びました

私たち夫婦は、最終的に、
夫の精索静脈瘤手術を受けることに決めました。

理由は、
精液検査の結果が良くなかったこと、
精索静脈瘤が両側にあったこと、
そして先生から手術をすすめられたことが大きかったです。

もちろん、
手術をすれば必ず改善する、
必ず妊娠につながる、
というわけではありません。

それでも、私たちは、

「改善する可能性があるなら、できることはやっておきたい」

という気持ちで、手術を選びました。

私たちが手術を考えた理由

  • 精液検査で基準値を下回る項目が複数あった
  • 精索静脈瘤が左右両側にあった
  • 医師から手術をすすめられた
  • 妊活を進める中で、できることはしておきたいと思った
  • 夫婦で話し合い、夫自身も手術を受けると決めた

ただ、決めるまでには不安もありました。

夫の身体のことだからこそ、
私が簡単に「手術してほしい」とは言えなかったです。

だからこそ、
夫が自分で「受ける」と言ってくれた時は、
本当にありがたかったです。

精索静脈瘤が分かったきっかけ

夫の精索静脈瘤が分かったきっかけは、
男性ブライダルチェックでした。

最初から男性不妊を疑っていたわけではありません。

もともとは、性感染症の不安もあり、
念のため検査を受けてもらうことになりました。

でも、その検査で分かったのは、
精液所見の低下と、精索静脈瘤の可能性でした。

検査結果には、

「自然妊娠を期待するには非常に不良な結果です」

という内容の説明がありました。

その言葉を見た時、
頭が真っ白になりました。

妊活を始めたばかりで、
まだ心のどこかでは、
「自然に授かれるもの」だと思っていたからです。

男性不妊外来で再検査を受けた

ブライダルチェックの結果を受けて、
その後、夫は男性不妊外来を受診しました。

正直、ここに進むまでにも、
夫婦ですれ違いがありました。

私は早く再検査に行ってほしい。
でも、夫はなかなか予約を取らない。

私が焦るほど、
「病院どうする?」という言葉が、
夫を責めるように聞こえてしまいそうで怖くなりました。

それでも、
このまま何もしないで時間だけが過ぎることも不安でした。

最終的に夫は再検査へ行き、
そこで両側の精索静脈瘤と診断されました。

この時、
精索静脈瘤が妊活に影響している可能性があり、
手術によって改善が期待できる場合があると説明を受けました。

ただし、改善の程度には個人差があることも説明されました。

だからこそ、
「手術すれば安心」と単純に思えたわけではありませんでした。

先生から手術をすすめられた

男性不妊外来で再検査を受けたあと、
先生から手術をすすめられました。

夫から電話で話を聞いた時、
私は一気に現実味を感じました。

それまでは、
「精索静脈瘤かもしれない」
「再検査した方がいい」
という段階でした。

でも、先生から手術をすすめられたことで、
「本当に手術という選択肢が出てきたんだ」
と感じました。

夫は病院で、
日帰り手術であること、
局所麻酔で行うこと、
手術によって改善が期待できる可能性があることなどを聞いてきてくれました。

その話を聞きながら、
私は少し安心した気持ちと、
それでもやっぱり怖い気持ちの両方がありました。

夫が不安に思っていたこと

手術をすすめられたからといって、
夫がすぐに前向きになれたわけではありませんでした。

夫はもともと、痛みや手術に対して不安が強いタイプです。

手術前には、

「怖いに決まっとるやん」
「受けなくていいなら受けたくないな」

と言っていました。

夫が不安に思っていたのは、
たぶん痛みだけではなかったと思います。

手術そのものの怖さ。
術後の生活への不安。
仕事への影響。
本当に改善するのか分からない不安。

そして、
自分が原因かもしれないという重さも、
どこかで抱えていたのだと思います。

だから私は、
「怖くないよ」と軽く言うことはできませんでした。

怖いものは怖い。
不安なものは不安。

その気持ちを、
否定しないようにしたいと思いました。

私が言えなかったこと

正直に言うと、
私の中には、手術を受けてほしい気持ちがありました。

精液検査の結果を見て、
精索静脈瘤があると分かって、
手術で改善する可能性があると聞いたら、

「できることはしておきたい」

そう思ったからです。

でも、それをそのまま夫に言うのは怖かったです。

手術を受けるのは夫です。
痛い思いをするのも夫です。
怖い思いをするのも夫です。

だから、私が強く言いすぎると、
夫に無理をさせてしまうような気がしました。

「手術してほしい」

その一言が、
夫には負担になってしまうかもしれない。

そう思うと、
なかなか言えませんでした。

本当は、
私も不安でした。

このまま妊活が進まなかったらどうしよう。
後悔したらどうしよう。
でも、夫に無理はさせたくない。

その間で、ずっと揺れていました。

夫婦で話し合ったこと

私たちは、手術を決めるまでに、
何度か話し合いました。

話したのは、
手術をするかどうかだけではありません。

これから妊活をどう進めたいのか。
どこまで治療をするのか。
お金はどうするのか。
仕事や生活への影響はどう考えるのか。

ひとつずつ、
完璧ではないけれど話していきました。

夫婦で話し合ったこと

  • このまま様子を見るか、手術を受けるか
  • 手術で改善する可能性をどう考えるか
  • 夫の不安や怖さをどう受け止めるか
  • 仕事を何日休めるか
  • 手術費用をどう考えるか
  • 妊活をこれからどう進めるか

話し合いの中で、
私はなるべく、夫に決断を押しつけないようにしたいと思っていました。

でも同時に、
自分の不安もなかったことにはしたくありませんでした。

夫の身体のこと。
私たち夫婦の妊活のこと。
将来、後悔したくないという気持ち。

どれも大事だったからです。

うまく話せた日ばかりではありません。

でも、話し合う中で少しずつ、
「ふたりで考えている」という感覚が増えていきました。

夫が「手術受けるよ」と言ってくれた

最終的に、夫は自分から、

「手術受けるよ」

と言ってくれました。

その言葉を聞いた時、
私は本当に驚きました。

怖いはずなのに。
痛みも不安なはずなのに。
それでも前に進もうとしてくれた。

そう思うと、
安心と感謝が一気に込み上げてきました。

夫はそのあと、

「怖いけど、受けて改善する可能性があるんだったら受けるよ」

と言ってくれました。

私は、

「ありがとう」

と伝えました。

それ以上、うまく言葉にできませんでした。

でも心の中では、
本当にありがとうと何度も思っていました。

私たちが手術を決めた理由

私たちが手術を決めた理由は、
「絶対に良くなる」と思えたからではありません。

むしろ、手術をしても、
どれくらい改善するかは分からないという不安はありました。

それでも、
原因のひとつかもしれないものが分かっていて、
そこに治療の選択肢があるなら、
できることはしておきたいと思いました。

そのまま何もしないで時間が過ぎた時、
後から「あの時やっておけばよかった」と思うのが怖かったです。

夫も、
夫婦で前に進むために必要だと思ってくれたのだと思います。

手術を選んだ理由は、
「不安がなくなったから」ではありません。

不安はあるけれど、
それでも今できることを一つ選ぼうと思ったからでした。

手術を決めたあとに感じたこと

手術を決めたあとも、
不安が全部消えたわけではありませんでした。

本当に痛くないのかな。
術後は大丈夫かな。
仕事に影響しないかな。
本当に結果は良くなるのかな。

考え始めると、
不安はたくさんありました。

でも、
それまでの「どうしたらいいんだろう」という迷いから、
「次にやることが決まった」という状態に変わったことは、
私にとって大きかったです。

原因が分からないまま悩むのではなく、
検査を受けて、説明を聞いて、夫婦で話し合って、
一つ選択できた。

そのこと自体が、
私たちにとっては大きな一歩でした。

まとめ|手術を決めるまで、すぐに答えは出なかった

夫が精索静脈瘤と診断されてから、
手術を決めるまで、すぐに気持ちが整理できたわけではありませんでした。

手術した方がいいのか。
様子を見るべきなのか。
夫に無理をさせてしまわないか。
この選択で後悔しないか。

何度も考えました。

それでも最終的に、私たちは、
改善する可能性があるなら、できることはやっておきたいと思い、
手術を受けることを選びました。

この記事のまとめ

  • 夫は男性ブライダルチェックをきっかけに精索静脈瘤が分かった
  • 再検査で両側の精索静脈瘤と診断された
  • 先生から手術をすすめられた
  • 夫は痛みや手術への不安があった
  • 私は手術してほしい気持ちがあったけれど、強く言えなかった
  • 夫婦で話し合い、夫自身が手術を受けると決めてくれた
  • 不安がなくなったからではなく、今できることを選ぶための決断だった

手術を受けるかどうかは、
検査結果や年齢、妊活の状況、夫婦の考え方によって違うと思います。

だから、私たちの選択が誰にとっても正解だとは思っていません。

でも、同じように迷っている方にとって、
「こうやって決めた夫婦もいるんだ」と、
少しでも参考になれば嬉しいです。

関連記事

タイトルとURLをコピーしました