本文
※この記事は、私自身の体験談です。
症状や検査結果、治療の経過には個人差があります。気になる症状がある場合は、自己判断せず医療機関へ相談してください。
「気にしすぎですよ」と言われ続けた3年間
彼と付き合い始めて、しばらくした頃から。
私は、おりものの違和感に悩むようになりました。
色がいつもと違ったり、
匂いが気になったり、
なんとなく不快感が続いたり。
最初は、
「たまたまかな」
と思っていました。
でも、気になって婦人科を受診すると、診断はいつも同じでした。
細菌性膣炎ですね。
先生には、
「女性はストレスやホルモンバランスの影響でもなりやすいから、そこまで珍しいものではないですよ」
と言われました。
処方された薬を使うと、一度は良くなります。
でも、しばらくするとまた戻る。
良くなったと思ったら、また違和感が出る。
その繰り返しでした。
何度治療しても、また繰り返す
最初は、
「よくあることなんだ」
と思うようにしていました。
でも、何回治療しても繰り返すうちに、だんだん不安になっていきました。
症状が気になるたびに、婦人科へ行きました。
でも結果は、毎回同じ。
細菌性膣炎です。
それだけでした。
薬をもらって、治療して、少し良くなる。
でも、また繰り返す。
そのたびに私は、
「またか」
と思っていました。
「どうせまた繰り返すんだろうな」
そんな気持ちになっていました。
検査は陰性。でも違和感はある
気づけば、通ったクリニックは5か所ほどになっていました。
淋菌、クラミジア、カンジダ、梅毒、トリコモナス。
思いつく検査は、一通り受けました。
でも、結果は全部陰性。
本来なら、陰性で安心するはずなのかもしれません。
でも私は、安心しきれませんでした。
なぜなら、自分の中では確かに違和感があったからです。
時には、症状があるのに、
特に異常はありません。
と言われることもありました。
でも私は、
「じゃあ、この違和感は何?」
と思っていました。
検査では異常なし。
でも、自分では確かにおかしいと感じている。
そのズレが、すごく苦しかったです。
「少し気にしすぎかもしれませんね」
ある時、先生にこう言われました。
少し気にしすぎな部分もあるかもしれませんね。
その言葉を聞いた時、正直かなりショックでした。
自分では確かに違和感がある。
でも検査では異常なし。
何度病院へ行っても、同じことを言われる。
だんだん私は、自分の感覚に自信が持てなくなっていきました。
「私が気にしすぎなのかな」
「こういう体質なのかな」
「みんなこのくらい我慢しているのかな」
そう思うようになりました。
でも、心のどこかではずっと引っかかっていました。
本当にこれだけなんだろうか。
その不安だけは、消えませんでした。
彼にも検査を受けてほしかった
一方で、私は付き合っている頃から、彼にも何度か伝えていました。
一回検査受けてみてよ。
彼から過去の話を聞いた時、夜のお店を利用した経験があることも知っていました。
だから念のため、一度検査を受けてほしかったんです。
でも、私自身の検査結果はずっと陰性でした。
だから、
「彼のせいだ」
と決めつけることもできませんでした。
もしかしたら、私の体質なのかもしれない。
本当に気にしすぎなのかもしれない。
そう思う気持ちもあって、私は強く言い切れませんでした。
彼も、
今度行くよ。
症状ないし、多分大丈夫でしょ。
そう言っていました。
私はそれ以上、強く言えませんでした。
言いたいのに、言い切れなかった
本当は、不安でした。
でも、何度も言うと責めているみたいになる気がしました。
しつこいと思われるかもしれない。
空気が悪くなるかもしれない。
「検査で陰性なんだから大丈夫でしょ」と思われるかもしれない。
そう考えると、言葉が止まりました。
彼に検査を受けてほしい。
でも、彼のせいだと決めつけたいわけじゃない。
自分の体質なのかもしれない。
でも、違和感は確かにある。
その間で、ずっと揺れていました。
気づけば、3年が経っていた
そうしているうちに、気づけば3年が経っていました。
婦人科に行く。
細菌性膣炎と言われる。
薬を使う。
一度良くなる。
でも、また繰り返す。
検査では陰性。
時には異常なし。
そして、
「気にしすぎかもしれませんね」
と言われる。
その繰り返しでした。
だんだん私は、自分でも何が正しいのか分からなくなっていました。
本当に異常があるのか。
それとも、私が気にしすぎなのか。
でも、やっぱり違和感はある。
その不安を、誰にもちゃんと分かってもらえない気がしていました。
結婚してすぐ、違和感はさらに強くなった
そして、結婚してすぐ。
おりものの状態は、さらに悪化しました。
量も、匂いも、今までと違う。
もう、
「そのうち治るかも」
では済ませられないと思いました。
3年間、ずっと抱えてきた不安。
何度も病院に行っても消えなかった違和感。
彼に検査を受けてほしいと言いながら、強く言い切れなかった自分。
その全部が、一気にあふれてきました。
そして私は、初めて少し強い言葉で彼に伝えました。
お願いだから、一回だけ検査受けてほしい。
この時の私はまだ、この一言が、私たち夫婦の妊活の始まりにつながっていくなんて思っていませんでした。
でも今振り返ると、あの日はきっと、
私が初めて自分の不安をちゃんと言葉にしようとした日だったのだと思います。
次のお話
次のお話では、結婚後におりものの違和感が悪化した日、
仕事中に夫へLINEを送り、性病検査を受けに行った日のことを書いています。
何度も「検査を受けてほしい」と伝えていたけれど、
本当に伝えたかったのは、
「私、こんなに不安なんだよ」
という気持ちでした。
関連記事:今度こそ、伝えないと。|3年間ひとりで抱えていた不安が、初めて夫に伝わった日

